井原隆一氏の人生は、

苦労と勉強の日々ですが、非常に参考になります。




「中国故事に学ぶ将たるものの行動学」井原 隆一、PHP研究所(1988/01)¥450

(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)

●著者紹介・・・井原 隆一(一日一冊殿堂入り元実業家)

 1910年生まれ。14歳で埼玉銀行に入行。20歳のとき年収の10倍にもなる
 父親の借金を背負い、実家の畑仕事と銀行業務でこれを完済。それと並行
 して、経理、法律、経営、宗教、歴史などを独学し、専務まで昇進。
 その後、大赤字の日本光電工を短期間に黒字無借金会社に立て直した。


●「覆水盆に返らず」「四面楚歌」「まず隗より始めよ」など中国故事を解説
 する本はいくらでもありますが、その本の価値を決めるのは、著者がそれを
 どう解釈し、人生に活用したかでしょう。


●この本では、故事の解説部分はちょっと難しくてお勧めできませんが、
 実業家として多くの実績を残した井原 隆一さんの経験談による解説部分
 は秀逸です。

 ・先任者がおのれよりすぐれた人材を育てあげるところに、企業永遠の
  生命がある。ということは、管理者の最高の任務は、おのれよりすぐ
  れた部下を育成するにあるといっても過言ではない。(p111)


●他の本では1万円で売っているような内容ですので、井原 隆一さんの
 本で3000円以下なら即買です。やや故事の解説が難しいこと、
 本が入手しにくいことから★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・実力主義、能力主義、実績主義などで人間が評価されるのは、だいたい
  下級者である。階級が上がるにつれて人格が重視されてくる。(p22)


 ・現代の組織においても、トップ、中間管理職を問わず、企業のため非を
  除き、是を貫く者は、往々孤立に陥ることも少なくない。(p27)


 ・将が城にいられるのは、石垣が城を支えているからである。経営者が
  デラックスな椅子にいられるのは、多くの社員が力強く支えているから
  である。一将功を望むなら、万兵に功を与えることである。その心が
  なければ、共に枯れるのである。(p177)


「中国故事に学ぶ将たるものの行動学」井原 隆一、PHP研究所(1988/01)
¥450
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)

【井原隆一の経歴】
1923年、14歳で埼玉銀行に入行。

20歳にして父親の莫大な借金を背負い、銀行から帰ると家業をこなし、寝る間も惜しんで借金完済。

 その間、並はずれた向学心から独学で法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた苦学力行の人。最年少で課長抜擢。

証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直前に保有株式証券をすべて整理。 経理部長時代には日本で初めてコンピューターによるオンラインを導入するなど、その先見性を広く注目される。

 常務、専務を歴任の後、大赤字と労働争議で危地に陥った会社の助っ人となり、一挙に40社に分社するなど、独自の再建策を打ち出し短期間に大幅黒字無借金の超優良会社に甦らせる。

 その後も数々の企業再建に尽力。名経営者としての評判が高い。数多くの艱難辛苦をことごとく克服してきただけに、著者のとりあげる中国故事は多くの社長の共感を呼び、「帝王学」の師と慕われている。


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